光回線を乗り換えたいと思っても、面倒な手続きやコスト面が不安ですよね。しかし、適切な手順を踏めば乗り換えは意外と簡単なので、更新月が近い方は状況を大きく立て直すチャンスです。この記事では「光回線の乗り換えがめんどくさい」方向けに、解決策や工事不要で乗り換え可能な手順などを詳しく解説します。

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コラム

光回線の乗り換えがめんどくさい!最小限の手間で済む解決策

2025年7月28日

「毎月の通信費を安く抑えたい」「通信環境を改善したい」などの理由で光回線を乗り換えようと思っても、手続きが面倒に感じますよね。

特に一人暮らしの場合は、契約変更による手間やコストに対する不安も大きくなります。

しかし、適切な手順を踏めば乗り換えは意外とスムーズに進むため、更新月が迫っている方は状況を大きく立て直すチャンスです。

この記事では「光回線の乗り換えがめんどくさい」とお悩みの方のために、具体的な解決策や手順を分かりやすく紹介します。

また「光回線は2年ごとに乗り換えた方が、キャンペーンが使えてお得なのでは」という声も多く見られるため、併せて解説します。

筆者の中では、光回線の乗り換えは「スマホの機種変更」と同じくらいのレベルですね。

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一人暮らしでホームルーター、ポケットWi-Fi、光回線をひと通り利用。インターネット/家電関連記事を100本以上執筆。実体験ベースで丁寧に解説します。

光回線の乗り換えがめんどくさい理由&解決策

光回線の乗り換えがめんどくさい理由&解決策

手続きに手間がかかりそう

光回線の乗り換えでは、下記のように「解約」「新規契約」の両方の手続きが必要です。

  • 現在利用中のプロバイダーに解約を申し出る
  • 契約内容を確認する
  • レンタル機器の返却手配
  • 新規契約の申込、書類提出
  • 工事日程の調整

レンタル機器を宅配便で送る手間だけでも、地味に面倒ですね…。

解決策

  • 解約と新規契約を同時進行することで手続きを効率化する。 詳細を見る >
  • 転用や事業者変更を活用し、手続きを簡略化する。詳細を見る >

余計な費用が必要になりそう

解約のタイミングによっては解約金・違約金が発生したり、また新たなルーターの購入費用や新規工事費の負担が求められることもあります。

月の途中で解約すると、日割り計算されず1ヶ月分の料金が請求されるケースも

解決策

  • 契約期間満了後のタイミングで解約すると、解約金を回避できる場合がある。 詳細を見る >
  • キャッシュバックキャンペーンを実施しているプロバイダーを選び、費用負担を軽減する。 詳細を見る >

また工事が必要だと面倒そう

乗り換えの内容によっては、新規契約で再工事が必要になることもあります。

工事の日程調整をしたり、立ち会い時間を確保したりが面倒ですね。

解決策

  • 同じ光回線網を利用しているプロバイダ間の乗り換えを選ぶ 詳細を見る >
  • ホームルーターやポケット型Wi-Fiを使用することで、工事期間中の不便を回避する 詳細を見る >

インターネットを使えない期間が発生しそう

乗り換え手続きがスムーズに進まない場合、インターネットを使えない空白期間が発生するかもしれません。

解約と新規契約のタイミングを間違えると、特にリモートワークやオンライン授業を行うユーザーにとっては、大きな不都合が生じます。

解決策

  • 新しいプロバイダーの開通日が決まるまで、現在の契約を継続する 詳細を見る >
  • その日からすぐネットが使えるWi-Fi端末を利用する 詳細を見る >

専用アドレスやセット割が利用できなくなりそう

現在利用中のプロバイダが提供するメールアドレスやセット割引が、乗り換えによって無効になる可能性があります。

もしセット割引が適用できなくなると、乗り換えで月額料金が上がる恐れも。

解決策

  • プロバイダー提供のメールアドレスを使用せず、Gmailなどのフリーメールをメインにする。
  • セット割引に代わる新たな割引特典を活用し、トータルコストを抑える。

詳細を見る >

光回線を乗り換えるメリット

光回線を乗り換えるメリット

光回線の乗り換えは面倒に感じるものの、少し頑張れば長期的なメリットが得られます。

関連記事光回線が引けない時の代わり5選!オンラインゲーム向きおすすめも

通信費を安くできる

多くの光回線サービスは、新規契約者向けの割引キャンペーンや期間限定の特別料金プランを提供しています。

そのため乗り換え次第では、月額料金を数千円単位で安く抑えることも可能。

また、長期契約による値引きやスマホセット割引なども適用されれば、通信費全体を大幅に節約できます。

ドコモ光ドコモのスマホ料金が毎月最大1,100円割引
auひかりau/UQ mobileのスマホ料金が毎月最大1,100円割引
NURO光Softbankのスマホ料金が毎月最大1,100円割引

月額を1,000円安くできれば、年間12,000円も浮かせられますね!

通信環境が改善される

利用中の回線で速度低下を招いている場合、最新技術を採用したサービスや高速プランに変更すれば、通信環境の改善が期待できます。

特にストリーミングやオンラインゲームなどの大容量通信が、より快適に楽しめるようになるでしょう。

プロバイダの中には、エリアや利用環境に応じた最適なプランを提供してくれるところもありますよ。

なおインターネットの利用頻度が多くないなら、工事不要のホームルーターも便利です。 

割引特典やキャッシュバックを受け取れる

光回線サービスでは多くの場合、乗り換えを検討するユーザー向けの割引特典やキャッシュバックを用意しています。

これをうまく利用すれば、乗り換えに伴う金銭面の負担を実質ゼロにすることも可能です。

SoftBank光他社違約金・撤去費用最大10万円キャッシュバック
GMOとくとくBB光他社解約違約金最大6円キャッシュバック

SoftBank光 他社からの乗り換えの場合に解約金や撤去工事費が全額還元

キャッシュバックは複数の受取条件が設定されているケースが多いので、申し込み時に確認が必要ですね。

光回線は2年ごとに乗り換えるとお得?

光回線は2年ごとに乗り換えるとお得?

光回線を契約していると「更新月に乗り換えた方がいい」と耳にすることがあるかもしれません。

実際、2年ごとの乗り換えは多くの人にとってお得な選択肢となります。

長く使うほど料金が割高になる

光回線サービスは、契約開始時に「2年間の割引キャンペーン」を提供している所が多くあります。

月額基本料が2,000〜3,000円台に抑えられる一方で、キャンペーン終了後は1,000円以上の値上げがあるケースも。

つまり、3年目以降は割高になる傾向があります。

更新月の乗り換えなら違約金なしで切替可能

光回線の多くは2年または3年の契約期間が設けられており、更新月を逃すと解約時に違約金(5,000〜15,000円)が発生します。

しかし更新月に乗り換えれば、この違約金がかからず新たな回線で再び割引を受けられるため、実質的にお得です。

新規契約特典を何度も活用できる

多くのプロバイダでは、新規契約者向けに現金キャッシュバックや工事費無料などの特典を用意しています。

乗り換えを活用すれば、これらの特典を2年ごとに繰り返し利用できるため、トータルで見て数万円単位の得になることも。

利用者や環境によっては不向きなケースも

一方で、乗り換えのたびに回線の切り替え工事が必要だったり、メールアドレスが変わるといった不便さもあります。

また、集合住宅や大家の制限で自由に契約できない場合も。

自分の生活環境や手間を考慮しながら、自分にとって最適なタイミングでの見直しを検討するのがベストです。

「なんとなく同じ回線を使い続けている」なら、一度見直してみる価値は十分ありますね。

工事不要で光回線を乗り換えられるケース

工事不要で光回線を乗り換えられるケース

NTT提供の光回線サービス同士での乗り換え

NTT提供の光回線を提供している会社間であれば、工事不要で乗り換えられます。

「フレッツ光」「光コラボ」はNTT回線を使っており、速度や性能はほぼ同じです。

フレッツ光と光コラボの違い

フレッツ光からの乗り換え

フレッツ光とはNTT東日本・NTT西日本が提供する光回線で、幅広いエリアに対応しています。

フレッツ光の特徴

  • NTTの回線で高品質&信頼感が高い
  • 日本全国で利用可能
  • フレッツ光とプロバイダは個別で契約
  • NTTがトラブルにすぐ対応できる体制を取っている

「フレッツ光→フレッツ光」「フレッツ光→光コラボ」などの乗り換えは、基本的に工事不要です。

ただし、フレッツ光からNTT以外の独自回線へ乗り換えたい場合は、提供する会社が変わるため開通工事が必要になります。

NTT以外の独自回線の例

  • auひかり
  • NURO光
  • eo光
  • コミュファ光
  • J:COM(ケーブルテレビ)

光コラボからの乗り換え

光コラボの例

光コラボの特徴

  • NTTのフレッツ光と同じ回線を使っている
  • 日本全国で利用可能
  • フレッツ光とプロバイダはセットで契約
  • 割引やキャンペーンのサービスが豊富

フレッツ光と同じ回線なので「光コラボ→光コラボ」「光コラボ→フレッツ光」などの乗り換えは、基本的に工事不要です。

またフレッツ光からの乗り換えと同様に、NTT以外の独自回線へ乗り換えたい場合は開通工事が必要になります。

光コラボは種類が多いため、自分が光コラボを利用しているか分からない場合は、契約内容を確認してみてください。

こんな時は工事が必要

・フレッツ光以外の独自回線(auひかり、NURO光、eo光等)を利用する場合
・引っ越し先で初めて回線を開通させる場合

ネット利用が少ないならホームルーター・ポケット型Wi-Fiも

ホームルーターとポケット型Wi-Fi

インターネットを利用する機会があまり多くないなら、工事不要ですぐ使える「ホームルーター」「ポケット型Wi-Fi」へ乗り換える選択肢もあります。

通信速度では光回線に劣るものの、インターネットはWEB閲覧や動画視聴程度しか使わないのであれば十分です。

インターネットの通信速度目安

ホームルーター

ホームルーターの特徴

メリット

  • コンセントにさすだけでネット接続できる
  • 開通手続きや工事が不要
  • 初期設定がシンプルで簡単
  • 光回線より初期費用が安め
  • 引っ越し後もすぐ使える

デメリット

  • 通信速度や安定性は光回線より劣る
  • ヘビーユーザーは速度制限のリスクがある
  • コンセントがない部屋では使えない
  • 設置場所によっては電波が入りにくい

コンセントにさすだけでネット接続でき、また複雑な設定をすることなく、電源を入れるだけでWi-Fi利用できるのが魅力。

また光回線のような工事が不要なので、開通まで待つことなくインターネットが利用でき、工事費用もかかりません。

コンセントがある場所ならどこでも使えるため、引っ越しの頻度が多い人や、単身赴任で一時的にWi-Fi環境を整えたい方に重宝します。

ホームルーターの特徴

関連記事ホームルーターとは?メリット・デメリットや光回線との比較

関連記事2025年版ホームルーターおすすめ6選!一人暮らし向け無制限も

ポケット型Wi-Fi

ポケット型Wi-Fiの特徴

メリット

  • Wi-Fi環境を外出先へ持ち運べる
  • 固定回線やホームルーターより料金が安い
  • 手元に届いたらすぐに使える
  • フリーWi-Fiよりも安全性が高い
  • 端末や料金プランのバリエーションが豊富
  • 停電時も使える

デメリット

  • 光回線やホームルーターよりも速度制限にかかりやすい
  • 外出先の環境次第では通信が不安定になる
  • バッテリー残量に注意が必要

ポケット型Wi-Fiは持ち歩ける小型Wi-Fiルーターのことで、スマホのように専用SIMカードを挿入すると、外出先でもインターネットに接続できます。

ポケット型Wi-Fiを使えばスマホのデータ通信量が節約できるので、スマホの速度制限が気になる方にピッタリ。

また、インターネットが必要だけど、転勤など限られた期間だけ利用したい方にもおすすめです。

ポケット型Wi-Fiの特徴

光回線の乗り換え方法&手順を種類別に紹介

光回線の乗り換え方法(転用、事業者変更、新規契約)

光回線の乗り換え手順は、現在契約している回線の種類によって異なります。

①フレッツ光→光コラボ転用
②光コラボ→光コラボ事業者変更
③独自回線が絡む乗り換え新規契約

転用(フレッツ光→光コラボ)

フレッツ光から光コラボへの乗り換える場合は「転用」の手続きが必要です。

フレッツ光と光コラボは同じNTT回線なので、基本的には工事不要。

乗り換え手順

  • NTTから「転用承諾番号」を取得する
  • 新規の光コラボへ申し込む
  • フレッツ光を解約する
  • 契約完了後、接続など各種設定を行う
  • 必要に応じてレンタル機器を返却する

転用承諾番号は、東日本「E-XXXX-XXXXXX」西日本「W-XXXX-XXXXXX」などの番号です。

事業者変更(光コラボ→光コラボ)

光コラボ同士で乗り換える場合は「事業者変更」の手続きを行います。

手続きの手順は転用とほぼ同じで、工事も基本的に不要です。

乗り換え手順

  • 契約中の光コラボから「事業者変更承諾番号」を取得する
  • 新規の光コラボへ申し込む
  • 契約完了後、接続など各種設定を行う
  • 必要に応じてレンタル機器を返却する

事業者変更承諾番号は、東日本「E-XXXX-XXXXXX」西日本「W-XXXX-XXXXXX」などの番号です。

新規契約

auひかり・NURO光・ケーブルテレビなどの独自回線からNTT回線へ乗り換える、もしくはNTT回線から独自回線へ乗り換えるなどの場合は、新規契約で手続きを行います。

利用中の回線を入れ替える必要があるため、基本的に開通工事が必要です。

乗り換え手順

  • 新規の光回線へ申し込む
  • 開通工事の日時を決める
  • 回線開通後、利用中の光回線を解約する
  • レンタル機器を返却する

回線開通前に利用中の回線を解約すると、インターネットが使えない期間が発生するので、ご注意ください。

回線乗り換え時の注意点とトラブル回避策

回線乗り換え時の注意点とトラブル回避策

解約金や違約金を負担

光回線の多くは「最低契約期間は2年~、解約の申し出がない限り自動更新」という契約が基本です。

また更新月以外に解約すると、未払い分の違約金が発生する可能性も。

特に「最低契約期間が短い」「月額料金が安い」などのサービスは、違約金負担の可能性が高くなるので要注意です。

対策

  • 契約更新月(解約金が無料になるタイミング)を確認し、その時期に乗り換えを行う。
  • 新しいプロバイダが提供する「解約金負担キャンペーン」を利用し、費用負担を軽減する。

インターネットを使えない空白期間が発生

開通工事が必要な場合は、回線の乗り換え手順に要注意。

新しい回線の工事完了前に現在利用中の回線を先に解約すると、インターネットを使えない空白期間が発生します。

対策

乗り換え予定の回線開通工事日が決まったら、工事日の前や完了後に利用中の回線を解約する。

引っ越しシーズン(3~4月)は開通工事が混み合うことも考えられるので、この時期に乗り換えが必要な場合は1~2ヶ月前には申し込んでおくと安心です。

通信速度悪化の恐れ

通信費を安くする目的で乗り換えた場合、現在の通信環境より悪化する恐れがあります。

光回線は建物の構造や周辺環境に影響を受けることがあり、時間帯によっては現在より通信速度が遅くなるかもしれません。

対策

乗り換え後に通信速度が遅くなった場合は、下記の方法で改善できる場合があります。

  • Wi-Fiルーターの設置場所を変える
  • 同時接続台数を減らす
  • OSをアップデートする
  • ルーターやLANケーブルを最新モデルに買い替える

メールアドレスやオプションサービスの継続利用不可

現在利用中のプロバイダから提供されているメールアドレスやオプションサービス(光テレビ・IP電話・固定電話番号等)が、乗り換え後に利用できなくなる場合があります。

もし回線乗り換え後に引き継げないときは、メールアドレスや電話番号を新たに導入する必要があります。

対策

  • GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスに移行する。
  • 乗り換え予定のプロバイダで利用可能なオプションサービスと、事前に比較検討する。

NTT管轄内で発行した電話番号は、IP電話番号を引き継げる場合があります。

まとめ

光回線の乗り換えは、初めての方にとっては手間がかかりそうに思えますが、意外と簡単に進みます。

事前の調査や乗り換え時の手間を少しだけ努力すれば、コスト削減や通信環境改善など長期的なメリットを得られます。

光回線の契約更新が迫っている方は、ぜひこの機会に乗り換えを検討してみてください。

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