実家で一人暮らしをする高齢の親が心配で見守りカメラを導入したいけど、ネット環境が整っていないからと設置をあきらめていませんか?結論、ネット環境なしでも見守りカメラを導入できますが、ネット/Wi-Fi環境があればより見守りカメラの選択肢を広げられます。この記事では、ネット環境なしで使える高齢者向けの見守りカメラや、工事不要でネット/Wi-Fi環境を作る方法について、詳しく解説します。

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コラム

ネット環境なしでも大丈夫!高齢者見守りカメラの導入方法

2025年8月27日

高齢の親がいる実家に見守りカメラを設置したいけど、Wi-Fi環境がない

ネットやWi-Fiなしで使える見守りカメラはある?

高齢の親が実家で一人暮らししていると「様子が気になるけどすぐ会いに行けない」「突然のケガや不審者の訪問が心配」などの不安がありますよね。

そんなときに便利な見守りカメラですが、インターネットやWi-Fi環境が整っていないからと、設置をあきらめている方が少なくありません。

結論、ネット環境がない家庭でも見守りカメラ導入できますが、ネット/Wi-Fi環境を工事なしで簡単に整える方法を利用すれば、より見守りカメラの選択肢を広げられます。

この記事では、ネット環境なしで使える高齢者向けの見守りカメラや、工事不要でネット/Wi-Fi環境を作る方法について、詳しく解説します。

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一人暮らしでホームルーター、ポケットWi-Fi、光回線をひと通り利用。インターネット/家電関連記事を100本以上執筆。実体験ベースで丁寧に解説します。

ネット環境なしで見守りカメラを導入するには

ネット環境なしで見守りカメラを導入するには

ネット環境なしで見守りカメラを導入するには、Wi-Fi不要のモデルや通信を補う方法を理解する必要があります。

状況に合わせて選択肢を整理することで安心につながります。

高齢者の家にネット環境が整っていない理由

高齢者の親の家でネット環境が整っていない主な理由は、下記の通りです。

  • 必要性を感じていない
  • コストへの抵抗感
  • 設置や契約が面倒
  • 機械への苦手意識
  • 生活スタイル的に不安

若い世代にとってネットは生活の必需品ですが、70代以降ではスマホを最低限の通話にしか使わず、動画やSNSは触れない人が多くいます。

そのため、毎月数千円のネット料金が「無駄な出費」と考えたり、そもそも契約や回線工事が面倒と感じたりする傾向にあります。

また、スマホやパソコン操作に不慣れで「どうせ使えない」と思い込み、子世代が心配しても本人にはネットの必要性が伝わりにくいことも。

ネット環境を拒否するというよりも、生活に必要ないと思っている点が大きいですね。

ネット環境なしだと起こる「見守りの壁」

ネット環境がないと、見守りに関して下記のトラブルが考えられます。

  • リアルタイムでの映像確認ができない
  • 異常時に通知が届かない
  • カメラを通じて会話できない

Wi-Fiがないと外出先でスマホから映像を確認できず、またネットに接続されていないと通知も届きません。

よって、もし転倒や侵入者を検知しても、録画データを確認できるのは事後です。

また、会話機能を備えたカメラが使いないため声かけができず、一方的に映像を確認するだけで終わります。

ネット・Wi-Fiがないと「すぐに知って対応する」「会話ができない」という壁が生じてしまい、安心を得にくくなるのが課題です。

解決策は大きく2種類|①ホームルーター導入②ネット不要タイプのカメラ

ネット環境なしで見守りカメラを導入する方法は「①ホームルーター導入」「②ネット不要タイプのカメラ」の2種類があります。

項目ホームルーターネット不要カメラ
特徴工事不要でコンセントに挿すだけ。Wi-Fi環境を家に整えられる。ネット環境に依存せず使える。通信内蔵やローカル保存が中心。
おすすめの
家庭
・リアルタイム確認を重視
・複数のカメラを導入したい
・防犯や交流機能も重視したい
・費用を抑えたい
・親がネットや機械に抵抗感がある
・最低限の安否確認で十分

重視するポイントが「安心の質と多機能性」ならホームルーター、「費用と手軽さ」ならネット不要カメラがおすすめです。

それぞれの解決策について、このあと詳しく解説します。

▶【解決策①】工事不要!ホームルーターでWi-Fi環境を手軽に整える

▶【解決策②】Wi-Fi不要でも使える!見守りカメラの種類と特徴

【解決策①】工事不要!ホームルーターでWi-Fi環境を手軽に整える

ホームルーターの特徴

ホームルーターとは「据え置き型のWi-Fiルーター」です。

ホームルーターを使えば、高齢者が暮らす実家に設置する場合でも負担が少なく、親が操作を覚える必要もありません。

多機能な見守りカメラを導入する方法として注目されています。

ホームルーターならコンセントに挿すだけ!設置が簡単

ホームルーターの特徴

メリット

  • コンセントに挿すだけでネット接続
  • 開通手続きや工事が不要
  • 開通業者と対面せずに済む
  • 初期設定がシンプルで簡単
  • 一般的なネット利用なら支障は少ない
  • 有線接続で安定した通信も可能
  • 引っ越し後もすぐ使える

デメリット

  • 通信速度や安定性は光回線より劣る
  • ヘビーユーザーは速度制限のリスクがある
  • コンセントがない部屋では使えない
  • 設置場所によっては電波が入りにくい

▶「ホームルーターのメリット・デメリットや光回線との比較」は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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ホームルーターとは?メリット・デメリットや光回線との比較

ホームルーターは、コンセントに挿すだけでインターネット/Wi-Fiが使えます(基本的に事前の回線契約は必要)。

光回線のような開通の手続きや工事が不要で、初期設定も簡単。

設定方法

  • パソコンやスマートフォンのWi-Fi設定をONにする
  • Wi-Fi設定画面でネットワーク名(SSID)やパスワードを入力する
  • 接続完了
ホームルーター接続方法

光回線ほどの通信速度ではないものの、見守りカメラをはじめ日常的なインターネット利用であれば、支障を及ぼすことはほぼありません。

筆者の一人暮らしのアパートでも、WEB検索・閲覧や動画視聴などは問題ないレベルで使えています。

インターネットの通信速度目安

コンセントがある場所ならどこでも設置できるので、状況を見て自由に設置場所を変えられます。

多くのホームルーターは契約の翌日~3日程度で届くため、見守りカメラを早急に導入したい場合でも対応可能。

工事不要・コンセントがあればすぐ使える・設定が簡単などの点は、ネットに不慣れな親世代にはとても適した方法です。

▶「おすすめのホームルーター」は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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Wi-Fiがあると見守りカメラの選択肢が広がる!

Wi-Fi環境が整っていれば、見守りカメラで対応できる機能の幅が大きく広がります。

  • スマホアプリでリアルタイム映像を確認できる
  • 外出先でも異常があれば映像からすぐ行動できる
  • 検知機能で転倒や不審者などの通知を受け取れる
  • 双方向の通話ができる
  • 屋外カメラなど複数台の設置も可能

Wi-Fiがあれば、スマホやPCからいつでもどこでも映像を確認できるため、外出先からの安否確認も簡単です。

また、異常を検知して即座に通知を受け取る、高精度のカメラを選べるようになります。

さらには、マイク&スピーカー付きカメラを使えば声をかけられるので、親が電話に出なくても直接声を届けることも可能に。

Wi-Fi環境を整えることで、見守りや安心の質が大幅に上がります!

SIM型より安く・安定して使えるケースとは?

SIM型カメラは単体で使える便利な選択肢ですが、月額料金が積み重なると負担が大きくなります。

例えばカメラごとにSIMを契約する場合、1台あたり月額1,000〜2,000円ほどかかり、複数台設置するとコストが増えます。

電波状況によっては安定性に欠けるケースもありますね。

一方でホームルーターを導入すれば、一度の契約で家全体をカバーできます。

月額費用は4,000〜5,000円程度が目安ですが、複数の見守りカメラ・スマホ・タブレットなどをまとめて接続できるため、総合的に見ればコスパに優れます。

つまり「複数機器を長期的に使いたい」場合は、SIM型よりもホームルーターの方が、安定性と費用面で有利です。

Wi-Fiを整えることで得られる「安心」の違い

Wi-Fiを整えることで得られる安心は、単に映像を見れる以上の価値があります。

具体例

  • 夜間に親が転倒してもアプリに通知が届けば、離れていてもすぐに対応できる
  • 「薬飲んだ?」「大丈夫?」とすぐに声をかけられる
  • クラウド保存やアプリ連携を使えば、家族で同じ映像を確認できる
  • 子どもや兄弟で見守りを分担できるため「自分1人が背負わなくていい」という安心につながる
  • AI検知やクラウド保存など高度な機能を、使い捨てではなく長く運用できる

Wi-Fi環境を整えれば利便性だけではなく、日常の不安を軽減する実効性のある手段になります。

ホームルーター対応カメラを見る

【解決策②】Wi-Fi不要でも使える!見守りカメラの種類と特徴

Wi-Fiがなくても使える見守りカメラには、SIMカード内蔵型・SDカード録画型・閉域モニター型・センサー型・警備会社などの種類があります。

それぞれ通信方法や利用シーンが異なり、また費用や操作性にも差があるため、特徴と利用シーンを詳しく解説します。

SIMカード内蔵型|通信契約でどこでも確認可能

SIMカード内蔵型は、スマホと同じようにモバイル回線を使う仕組みで、Wi-Fiがなくても外出先からアプリで映像を確認できます。

SIM通信のため設置場所を選ばず、屋外や離れにも設置可能。

通信料がかかるためランニングコストは避けられませんが、格安SIMを利用して月額1,000円前後に抑える方法もあります。

ネットなしでリアルタイム確認したい人におすすめ!

SDカード録画型|録画専用で事後確認に強い

SDカード録画型は映像をカードに保存する方式で、ネットなしでも録画できます。

費用はカメラ本体とSDカード代だけなので安価に始められます。

ネットを契約したくない親や、一時的に様子を残したい場合に便利ですが、リアルタイムで緊急時の対応はできません。

リアルタイムの安心は得られませんが「あとから見返して異常がないかを確かめたい人」には適しています。

あとから見返して、異常がないかを確かめたい人におすすめ!

閉域モニター型|親側はモニターを見るだけで安心

閉域モニター型は、カメラと専用モニターをセットで使う仕組みです。

Wi-Fiを使わず直接無線で映像を送るので、外部からアクセスされにくいのが特徴。

親はリモコンでテレビを見る感覚で操作でき、映像を確認する側もモニターを置くだけで利用できます。

例えばユーコとヨーコという製品は、ネット環境不要で会話もできる見守りカメラを、月額4,500円(税別)~で利用できます。(2年以上の契約が必要)

プライバシーを守りながら、手軽に映像を見たい家庭におすすめ!

センサー型|電球や冷蔵庫センサーで気配を見守る

センサー型は。映像ではなく生活の気配を検知する仕組みで、電球にセンサーを内蔵して点灯状況を通知したり、冷蔵庫の開閉回数を検知したりします。

これにより「映像を見せるのは嫌だ」という親のプライドを守りながら安否確認できます。

ただし、転倒直後や急病には対応できない、電球の下に立たない・冷蔵庫を使わないなどの日は通知が来ない、などの弱点も。

見守りカメラへ抵抗のある親の場合におすすめ!

警備会社サービス|ALSOKやセコムによる有人サポート

警備会社サービスは、カメラやセンサーを設置し、異常があればスタッフが駆けつける仕組みです。

ネット環境がなくても専用回線を使うため、Wi-Fi不要で利用できます。

室内センサーや非常ボタンを設置し、異常検知時には警備員が現地に駆けつけるため安心度は高いでしょう。

一方で、月額費用が5,000円〜1万円と高めで、長期間の利用には負担が大きくなります。

人による対応が欲しい人におすすめ!

ホームルーター対応カメラ|Wi-Fiを使ったおすすめモデル5選

ホームルーターを導入すれば、一般的なWi-Fi対応カメラを高齢者の家でも利用できます。

これにより、双方向通話・AI検知・クラウド保存など、多機能な製品が選択可能に。

ここでは、特に高齢者の見守りに適した5つのモデルを紹介するので、自分の家庭に合うタイプを見つけましょう。

Alexa連携でテレビ通話できるスマートカメラ

Alexaと連携できるスマートカメラは、見守りとテレビ通話を両立できます。

「アレクサ、娘に電話して」と声をかけるだけでテレビ通話が始まるので、高齢者が操作を覚える必要がなく声で呼び出せます。

また、カメラとしての機能も十分で、外出先からアプリを使って映像確認が可能。

見守り用カメラとテレビ通話用タブレットを別々に用意する必要がなく、1台で完結します。

夜間撮影や広角対応モデル

赤外線暗視機能を備えたカメラは、電気を消した就寝中でも映像を鮮明に確認できます。

さらに広角レンズがあれば、カメラ1台で部屋全体をカバーでき、死角を減らせます。

また夜間対応や広角性能は、防犯対策にも有効。

不審者が侵入した場合でも録画や通知が即座に届き、家族が早めに対応できます。

スマホ通知・遠隔通話できるWi-Fiモデル

異常を検知するとスマホに通知が届き、アプリを開けばその場で映像を見れます。

さらにマイクとスピーカーを内蔵しているため、親に直接話しかけて状況を確認することも可能。

通知と通話をセットで利用できる点は、単なる監視ではなく「会話を通じた安心」を得られる点で価値があります。

離れて暮らす親を支える手段として有効ですね。

高齢者でも使いやすい操作性重視タイプ

「パナソニック ベビーモニター」シリーズは、モニターを受信機として使えるため、スマホ操作が苦手な高齢者でも安心です。

親側は電源を入れるだけで良く、子世代がスマホアプリで映像を管理します。

また、シンプルな設計のモデルは「使い方が分からない」と親に嫌がられるリスク軽減にも有効。

長く利用してもトラブルが少なく、ネットが苦手でも安心して受け入れやすいのが強みです。

設置前に知っておきたい5つのポイント&失敗しない選び方

設置前に知っておきたい5つのポイント&失敗しない選び方

見守りカメラを導入する前には、設置場所や通信環境だけでなく、費用やサポート体制まで確認する必要があります。

安さだけで選ぶと「通知が届かない」「親が使いこなせない」といった失敗につながるかもしれません。

親の同意とプライバシー配慮は必須

本人の理解や納得なしにカメラを設置すると、強い拒否反応を示す恐れがあります。

特に、着替えや入浴など生活の中で映されたくない場面もあるため、プライバシーを守る工夫が必須です。

具体例

  • リビングだけに設置する
  • 寝室や浴室には置かない
  • 非カメラ型センサーを併用する

親が「監視されている」と感じると、かえってストレスや不信感につながります。

会話機能付きのカメラを導入する場合は「見守りのため」と説明し、親が安心して受け入れられる環境を整えましょう。

プライバシーを尊重しつつ、双方が納得した形で導入することが長期利用の鍵です。

SIM型は通信費が月額かかる?費用比較の落とし穴

SIM型カメラを選ぶ場合は、毎月の通信費に注意が必要です。

初期費用は手軽でも、長期的に見ると割高になることがあります。

項目SIM型カメラホームルーター
初期費用カメラ本体+SIM契約(端末代は不要な場合あり)ルーター端末代(キャンペーンで実質無料あり)
月額費用1台あたり1,000〜2,000円(格安SIMの場合)4,000〜5,000円で複数台接続可能
複数台設置台数分のSIM契約が必要1契約で家中のカメラ・スマホを共有可能
長期利用年数が増えると総額が高くなりやすい初期投資はかかるが長期的に割安になるケースあり

1台だけならSIM型カメラが安く思えますが、複数台設置すると費用が膨らみます。

一方でホームルーターは、月額4,000〜5,000円前後で複数台接続できるため、総合的には安くなる場合があります。

「安いから」と思ってSIM型を選んだ結果、数年使うとトータルコストで不利になるケースは珍しくありません。

導入前には必ずシミュレーションし、長期利用の視点で費用を比較することが大切です。

Wi-Fiカメラは通信量やアプリの使いやすさも重要

W映像を常時クラウドに送るカメラはデータ通信量が大きいため、速度制限により肝心なときに映像が止まるリスクがあります。

また、通知が複雑で使いにくいアプリは混乱を招くので「アプリを開くだけで映像が表示される」「通知からワンタップで通話が始まる」といったシンプルさも大事です。

安定した通信と直感的に使えるアプリの両方が揃っていないと、安心につながりません。

製品選びでは機能数だけでなく、使いやすさを必ずチェックしましょう。

設置場所の自由度や電源の有無を確認しよう

カメラによってはコンセント必須のものや、コードレスで電池やソーラーに対応するものがあります。

またリビングは電源があっても、玄関や廊下には差込口がない場合が多く、延長コードが必要になることも。

さらに設置場所によっては「広角レンズが必要か」「暗視機能が必要か」といった条件も変わります。

玄関訪問者を確認できる広角が有効
寝室暗視機能が役立つ

設置場所と電源環境を事前に確認することで「置けなかった」と後悔するリスクを防げます。

サポート体制・保証があるかもチェック

国内メーカーや大手ブランドは日本語サポートが充実しており、故障時の交換対応もスムーズなので、ネットや機械に不慣れな親世代も安心です。

一方で安価な海外製モデルは、サポートが英語のみだったり、保証期間が短かったりすることも少なくありません。

安く購入しても、結果的にトラブル対応に時間とお金がかかることになります。

導入後の安心まで考えるなら「保証期間が1年以上あるか」「問い合わせ窓口が平日以外も対応しているか」を確認しましょう。

長く安心して使うためには、サポート体制の充実度も選定基準に入れる必要があります。

リアルな体験談から学ぶ!導入して分かったこと

リアルな体験談から学ぶ!見守りカメラを導入して分かったこと

実際に見守りカメラを導入した家庭の声には、想像していなかった利点や課題があります。

具体例を見てみましょう。

導入して良かったこと

見守りカメラで買取系訪問員を追い返せたのと、着払いの不審な荷物を確認して、定期購入一歩手前の青汁を解約できた。

見守りカメラの通知がスマホに届き、若い男性が靴や傘を「売ってほしい」と母に迫っていたが、強い口調で追い返していた。

見守りカメラを確認したら、新聞を取りに行ったり庭掃除をしたりが見られてホッとする。ただ、鍵を開けたら閉めてないのが気になる。

実家の見守りカメラは、最初は気味悪がっていた母も慣れてきて、受話器を持たず通話ができて話しやすいみたい。

導入が不安・静止画みたい

見守りカメラを付けようか探しても詳しくないし、実家はネット環境がないのでそこからかという感じ。

実家に見守りカメラを設置してるけど、父は基本寝たきりだから音がないと静止画みたい。動かないものを見守るのはシュール。

よくある質問Q&A

よくある質問

SIMカードは自分で契約?プリペイドでもOK?

SIM内蔵型カメラは自分で通信契約を結ぶ必要があります。大手キャリアは安定性が高い反面、料金は割高です。格安SIMなら月1,000円前後で利用可能。短期利用ならプリペイドSIMも選べますが、通信量に制限があるため長期運用には不向きです。

ホームルーターは月額いくらくらい?おすすめ機種は?

ホームルーターは月額4,000〜5,000円程度が相場です。工事不要で設置でき、見守りカメラ以外にも家全体でWi-Fiが使える点が利点です。ソフトバンク「モバレコAir」、ドコモ「home5G」、au「ホームルーター5G」など、大手キャリア製が安定性に優れています。

ホームルーターとポケットWi-Fiの違いは?

ホームルーターは据え置き型でコンセント接続のため安定性が高く、見守りカメラとの相性も良いです。一方ポケットWi-Fiは持ち運びできる反面、バッテリー切れや接続不安定のリスクがあります。実家に固定設置するならホームルーターがおすすめです。

介護保険や助成金は対象になる?

見守りカメラは介護保険の対象外ですが、一部自治体では設置費用の助成を行っています。例えば「高齢者安心見守り機器設置補助」などです。制度は地域によって異なるため、役所や地域包括支援センターに確認すると意外な補助が見つかる場合があります。

設置は自分でできる?誰かに頼むべき?

見守りカメラは自分で設置できる機種が多く、電源を入れてアプリを設定するだけで使えます。ただし高齢者だけで設置するのは難しい場合があり、子世代が手伝うのが理想です。遠方なら販売店やメーカーの有料サポートを利用するのも安心です。

まとめ

ネットがない実家でも、SIMカード内蔵型やSDカード録画型を使えば、Wi-Fiがなくても最低限の安心を確保できます。

また、工事不要のホームルーターを導入すれば、より機能が充実したモデルを選べるようになります。

見守りカメラの導入で意識すべきなのは、親と子の間に「安心できる距離感」をつくること。

まずは家庭に合った方法でスタートし、必要に応じて拡張していきましょう。

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